受賞作品発表

結果発表

重度の障害を抱える者にとっては、大人でもよだれかけが必要な場合があります。でも、おしゃれなものがなかったり、子供っぽく見えたりと言った悩みを抱えています。そんな「よだれかけ」がファッションアイテムの一つになってほしい!そんな思いで、悩みを解決できる、気分の上がるおしゃれな「スタイ」のコンテストを実施いたしました。

今回のデザイン画コンテストでは、第1回の開催ながら、生地へのこだわりや取り外し可能などと言った機能性を重視したアイテムながら、「よだれかけ」には見えないとてもおしゃれなデザイン性が優れた作品が多数寄せられました。
受賞作品は、そんな機能性、デザイン性に優れており、当事者の心身の悩みを解決できる魅力ある作品が揃っています。

わたしたちは、当コンテストを通じて、実際に重度障害を抱える方々の悩みを解決できる社会を目指し、今後も活動して参ります。


  安田 朝稀 (愛知文化服装専門学校)

リボンがポイントとなり可愛らしさのデザイン性もありながら、どんな洋服にも合わせやすいシンプルなデザインであり、洗濯もしやすい。生地も肌にやさしい生地を使用することで、実際の使用者のことがよく考えられている。また、汚れたら回して使用することのできるアイデアなど機能面がとてもよく考えられている作品となっている。



  湯浅 雅史 (大阪文化服装学院) 

フォーマルな調和だが日常でも使える多様性がある。女性、男性どちらのことも考えられている。生地も水分を吸収し、速乾性も兼ね備えられた機能てきである。アクセサリーを変えることで様々な雰囲気に変えられるアイデアがおもしろい作品となっている。


  野村 雪乃 (中部ファッション専門学校) 

サイドのフリルまでこだわっている高いデザイン性と、このスタイを着用するだけで一気におしゃれができるデザインが良かった。装着も簡単であり、サイドのフリルが取り外しできることで洗濯のしやすさも配慮されている作品となっている。



●岡 志央理 (国際ファッション専門職大学)

マフラー風という発想が斬新。よだれかけには見えないデザインがおもしろい作品となっている。

●西山 凛 (愛知文化服装専門学校) 

性別にとらわれず、またどんな方場面でもどんな人でも使用しやすいデザインであり、機能性もよく考えられている。


●宮崎 絢子 (文化服装学院)

ポップな配色のデザインであり、この一着でコーディネートの主役になるデザインが良かった。生地や取り外しなど機能性もよく考えられている。

●山本 響 (大阪成蹊短期大学)

車いす使用を想定した背中側の配慮まで工夫されている点が良かった。フォーマルな場面に馴染むデザインの作品となっている。


●浦野 結衣 (中部ファッション専門学校)

性別を問わず使用できるデザインであり、介助をする人のやりやすさまで考えられている。オプションが簡単に取り外しできる点もよく考えられている。


●米津 七夕 (杉野学園ドレスメーカー学院)

華やかなデザインであり、スタイが必要のない者もファッションアイテムとして使用できるデザインの作品となっており、可能性を感じる作品となっている。