Activity

活動報告

一般社団法人日本アダプティブファッション協会主催イベント、「第2回アダプティブファッションショー2024」が10月12日(土)、心斎橋パルコ14階space14にて開催いたしました。

当団体は、重い障害があっても「おしゃれがしたい」という想い、また、「TPOに合わせた格好」を可能にするため、障害者向けファッション=アダプティブファッションの啓発活動を行うべく、2024年5月に発足しました。

「障害は不可能な理由にならない。日常で障害を感じている者が障害を感じなければそれは、障害者と呼ばなくても良いのかもしれない。そんな未来を“ファッションの力”で創っていきたい」そんな理想に少しでも近づけるようアダプティブファッションの必要性を社会に発信する活動を行っています。

当イベントは前年度に引き続き、重度障害を抱える者がモデルを務め、企業、服飾学校と連携し、モデルと服飾学生が交流を深めながらディスカッションを重ねてインクルーシブデザインでリメイク衣装を制作しました。

株式会社パルなどのアパレル企業のほかセレッソ大阪などの様々な企業、また、個人でのご協賛も多くいただき、前年度に増して興味を持って下さる方が増えたように感じました。

国際ファッション専門職大学、京都女子大学、大阪成蹊短期大学、大阪文化服装学院、上田安子服飾専門学校、中部ファッション専門学校の学生らがサッカー観戦やキャンプなどをテーマに、モデルの好みやシチュエーションをヒアリングし、制作しました。車いすに座ったままや寝たままでも着脱しやすいようにファスナーやスナップボタンを使い、且つその工夫をデザインにする工夫、車いすだからこそできるファッションやきれいに見えるシルエットを追求した様々な工夫がなされた衣装が披露されました。

そんな衣装を身に纏ったモデル12名とクリエイター学生が一緒に華々しくランウェイを歩きました!
ポーズをかっこよく決めている姿はとても頼もしく、皆さん本当にキラキラしていました✨

モデルはステージを通して「着飾る」ことの重要性を社会に知らしめたとわたしは感じました。それは、ファッション業界にとってもこれからさらに必要なことだと言います。

モデルのステージを見て、注目され褒められることの快感は障害の有無に関係なくあり、エネルギーになることを改めて実感しました。

 当イベントでは他に、クリエイター学生によるトークショー、社会福祉法人大阪重症心身障害児者を支える会様の利用者さんや事業所が描かれた絵画やグッズの展示、販売、またそれらをプリントしたTシャツを身に纏ったキッズモデルのオープニングショー、「ファッションスタイデザイン画コンテスト」の表彰式、ワークショップやスポンサーブースなども行われ、盛り上がりました。

トークショーでは、衣装の工夫点や制作での裏話、この活動を通して学んだことなどをお話しいただきました!

絵画グッズの販売コーナーでは人気商品は完売していました!
わたし自身趣味が絵を描くことなのですが、出展いただいた作品を見て、「こんな才能はないな」と落ち込んだり、創作意欲が高まったり、刺激を受けました✨

ステージに出演した者の他にも本当に多くの人がこのイベントに携わり、それぞれが刺激を受け合い、このイベントを通して様々なことを感じたと思います。

ある参加学生はこのイベントでモデルやご家族の喜んでいる姿や感謝を受けたことをきっかけに、アダプティブファッションのビジネスを展開することを決めたと伺いました。またある介護職員は学生とモデルのコミュニケーションをサポートする中で支援に対する多くの気づきがあったと聞きました。

わたし自身もこの活動を通して多くの刺激を受け、自身の人生観にまでも大きな影響が与えられました。

そんなイベントがモデルを筆頭に本当に多くの方とつくりあげられたことがとても嬉しく、誇らしく感じています。

観覧された多くの方にも称賛いただき、無事に大盛況で幕を閉じました。皆さまのおかげさまで、多くの方から、「心に残る素晴らしいショーだった」「感動した」と言ったご称賛いただくイベントとなりました。

皆さまの多大なるご支援に改めて感謝申し上げます。本当ににありがとうございました。継続、発展できるようこれからも尽力して参りますので今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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